イタリア旅行２日目－フィレンツェ・ローマ：＊オレンジ国日記＊：SSブログ

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イタリア旅行－フィレンツェ・ローマ｜イタリア旅行３日目－フィレンツェ・ロー.. ブログトップ

イタリア旅行２日目－フィレンツェ・ローマ　[ﾘｮｺｳ] [編集]

<2日目>
　　　
　　　　■ウフィッツィ美術館からみたポンテ・ヴェッキオ

　今日は美術館めぐりの日。楽しみにしていたウフィッツィ美術館とアカデミア美術館が今日のメインです。ちょうどシーズンだし、２時間３時間待ちはあたりまえ、なんて話も聞いていたので、それぞれホテルから事前に予約をいれてもらいました。

　ウフィッツィの予約は９時１５分。９時過ぎに美術館に行くとすでに長ーい列が！１００ｍ以上はあるんじゃないかな？まだ開いて一時間もたってないのに、この混雑。つくづく予約しておいてよかった・・。３番の入り口で予約チケットを受け取り、荷物チェックを受けてようやく中へ。ちなみにこの美術館、液体物（ペットボトルの飲料も含めて）持込不可。セキュリティチェックはまるで空港のそれとおなじくらい厳重です。こんなことしているから入るのに時間かかるんだと納得。それでも３０分ほどで入る事が出来ました。ラッキーです。
　中はもう、ものすごい数の美術品がこれでもかと並んでいて、どれからみていいのかわからないくらい。「あれも見たことある」「これも見たことあるよ。」　音声ガイドを片手に周りましたが、じっくり見ていたら１日あっても足りない。レスピーギの「ボッティチェッリの３枚の絵」のモチーフになった絵は、３枚ともここウフィッツィにあるので、その絵の前では曲を思い出しながら鑑賞。しかし、残念な事にダ・ヴィンチの「受胎告知」は今、日本の展覧会に貸出し中！　ついてない・・。

　ふと時計をみるともう１２時過ぎている。まだ半分も観てないのに。ちょっと一休みに、中のティールームで食事をとることにしました。天気がいいのでテラス席で食事。
　
　
　　*"American Coffiee"をたのんだらエスプレッソとお湯が。お湯で薄めて飲むのか？不思議。

　　
　　*ラザニアとローストターキー。ターキーはさっぱりしていてジューシー。おいしかったです。

　美術館の中のカフェだし・・・と思っていたら、意外とおいしいのでびっくり。特にターキー（七面鳥）はぱさぱさしていなくてしっかり味がついているし、パンもあたたかくておいしい。

　しっかり腹ごしらえした後、また残りの部屋を鑑賞しましたが、次の美術館の予約が１５時１５分。最後は早足でさっと観て、次のアカデミア美術館に向かいました。

　徒歩で１０分程でアカデミア美術館に到着。やはりここでも長蛇の列。ここの目玉はミケランジェロ。中央にどーんとダヴィデ像が置かれています。その横にはＰＣが置いてあってＣＧでいろんな角度からダヴィデ像を見ることが出来ます。他の展示は作りかけの大理石像や石膏像がずらーーーっと並べてある部屋や、２階の宗教画たくさん　なのですが、併設されている｢楽器博物館」。これをSunoは見逃さなかった。
　「ねー、こっちに楽器博物館っていうのがあるよ！」　うきうきしながら進むSunoとちょっとげんなりの私。彼はバロック音楽や声楽、古楽器の演奏が好きで、よく家でもＣＤを聴いているのですが、私はだんぜん現代の演奏スタイルが好きなので、いまいち興味がわかないんですよね。
　展示されているヴァイオリンはアマティ、ストラディヴァリ－私でも知っているものばかり。なおここにも何台かＰＣが設置されていて、各楽器の説明や時代背景、活躍した作曲者、ここの展示楽器を使って演奏したＣＤの紹介などを見ることが出来ます。もちろん音も聴けます。　部屋の隅のＰＣであれこれ聴いていると、後ろから"Execuse me" という声が。ふりむくと男の人が立っていて、

　「今あなたたちの聴いていた曲はなんていう曲ですか？」と聞かれた。
　「この曲ですが・・・」と画面を指差すと、
　「ありがとう！　この曲大好きなんだけど、ずっとタイトルがわからなくて。本当にありがとう。」

　そんな偶然ってあるんだぁとびっくり。おじさんは曲名と作曲者をメモ。ついでにＣＤ番号もメモ。話を聞くとこの方、（たぶんイタリア人）古楽器演奏が好きな方で、今日も奥様と一緒にたまたまこの博物館に立ち寄ったらしい。「何か楽器は演奏されるんですか？」と聞くと「いいえ、私は聴く方専門なんです。この時代のスタイルの音楽は素晴らしいよね。」とうれしそうに語るおじさん。私たちは「どうぞ。」とＰＣの席を譲り、楽器の見学に戻りました。

　もう時計は５時過ぎ。再度ドゥォーモまで戻り、ジョットの鐘楼に登ってみました。